★カンプノウ優勝セレモニー

カンプノウで優勝が決まったのは12年ぶりとなる。主審が試合終了の笛を吹くと同時に、ベンチから選手やコーチ陣がピッチへとなだれ込んで、優勝の喜びを分かち合った。一番最初にピッチへ飛び出したのは、この日欠場していたチャビだった。私服の上からユニフォームを着て、仲間と抱き合って優勝を喜び合った。そして全選手が中央で一つの円陣を組んだ。グアルディオラ監督は選手一人一人と抱擁を交わした。

その後選手達は、一旦ロッカールームへと戻っていった。その間に、盛大なセレモニーの準備が行われていた。それから40分後、カンプノウの照明が落ちると、カメラのフラッシュが一斉にたかれた。まず最初に入場して来たのはアウベスだった。そして最後はバルデス、チャビ、イニエスタ、プジョル、そしてウンスエ、ティト・ビラノバ、グアルディオラのコーチ陣だ。スタジアムには‘We are the champions’の曲が流れ、アスールグラナ(えんじと青)の紙吹雪が一面に舞っていた。